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ぎっくり腰になったらどうしたらいい?

ぎっくり腰になった時の対処と予防

 「魔女の一突き」と表現されるぎっくり腰。ぎっくり腰になった時は本当に少しも動くことができなくなって、奈落の底に突き落とされた感覚に陥ってしまいますよね。今回は、そんなぎっくり腰になるメカニズムと対処方法、そしてどのようにしたら予防できるのかについてもお伝えしたいと思います。
 

ぎっくり腰になったら

ぎっくり腰になった直後の方は、悠長なことを言っていられる状況ではないと思いますので、先にどう対処したらいいのかをお伝えいたします。結論から言いますと、身動きが全く取れないくらい激痛がある方はできる限り痛みが少ない姿勢で1日〜2日ほど安静にしていてください。
 
ちょっとでも動かすと激痛が走る中、痛みが少なくなる姿勢を見つけることは非常に困難ではありますが、痛みが一番楽になる角度が恐らく見つかるはずですので、痛みから少しでも逃れられるように、まずは痛みが少なくなる姿勢を見つけてみてください。
 
痛みが少なくなる姿勢が見つかりましたらタオルやクッション、毛布などを使って、力を抜いてもその姿勢が維持できるようにしてください。この姿勢をキープしている間は痛みから少し解放されると思いますので、ぜひご家族の協力を得ながら痛みが少なくなる姿勢を楽に維持できる状態を作ってみてください。
 

ぎっくり腰になって2、3日後、身動きが取れるようになったら

ぎっくり腰の痛みは炎症の痛みですので、炎症が治まってくれば痛みは楽になってきます。そのまま安静にしていれば一週間ほどで痛みはほぼ消えていきますが、お仕事や小さいお子さんいらっしゃるなどご家庭の事情で少しでも早く動けるようになりたいという方は、この時点で私どもの整体サロン「いぎあ☆すてーしょん」にお越しください。
 
「動かすと痛みは出るけど、ゆっくりと動くのであれば激痛は走らない」という状態が一つの目安になります。この状態であれば、私たちの施術を受けることはできますので、どうしても急いで痛みを改善したいという方は、ぜひ一度施術を受けてください。まだ炎症が残っているので完全に痛みが消えることはありませんが、歩き回れるくらいには改善できると思います。
 

 
急いでいない方は、無理してお越しになる必要はありません。お越しになるのはある程度痛みが治まってからの方がいいです。ただ、ほとんどの方は痛みが治まってくると、「治った」と思い込んでしまいそのまま放置してしまいます。痛みが消えたからといって、このまま何もしない状態で放置してしまうと、再度ぎっくり腰になってしまう可能性がありますので、痛みが消えた後で構いませんので、少なくとも一回は私どものサロンにお越しください。
 

ぎっくり腰を予防するためには

ぎっくり腰を予防するためには、なぜぎっくり腰になっているのかを知る必要があります。
 

ぎっくり腰になる原因

ぎっくり腰はいきなりなるわけではありません。ある一定以上の筋肉が硬くなっていないと起きませんので、ぎっくり腰を起こした時点で、相当な数の筋肉が硬くなってしまっています。
 
硬くなった筋肉は、力を抜こうと思っても力を抜くことができない状態です。そんな状態の筋肉は最初から縮んでしまっていて伸びることもできないので、筋肉本来の働きをすることができません。
 
硬い筋肉がたくさん増えてくると、本来全員で分担していた仕事を動ける筋肉だけでこなさなくてはいけなくなります。自分の請け負う仕事の他に、硬くなった筋肉の仕事も請け負うことになりますので、あるところで耐えきれなくなって自分自身が一気に「バチン!」と硬くなってしまいます。その時に炎症を起こすのです。これがぎっくり腰の正体ということになります。
 

なぜぎっくり腰を繰り返してしまうのか

激痛を伴う炎症の痛みが治まると、ほとんどの方はぎっくり腰は治ったと思い込んでしまいます。ところが、先ほどお伝えしましたようにぎっくり腰になってしまった段階で筋肉はかなり硬くなってしまっています。ぎっくり腰になった瞬間にさらに硬い筋肉が増えることになりますので、筋肉の観点で言うと実はぎっくり腰になる前よりもひどい状態になっています。
 
初めてぎっくり腰になった時よりも、さらにぎっくり腰になりやすくなっているのですが、この段階はでは自覚症状はありません。そのまま放置してしまうとまた、ぎっくり腰を起こしてしまいます。これを繰り返していくと、どんどん硬い筋肉が増えていきますので、くしゃみをしたり、水道の蛇口をひねっただけでもぎっくり腰を起こすようになります。
 

ぎっくり腰を繰り返すと、慢性痛になる

ぎっくり腰を繰り返すたびに、硬くなった筋肉は増えいきます。ある一定以上の筋肉が硬くなってしまうと、慢性痛という自覚症状が出始めます。「ぎっくり腰の痛みが今回はなかなか消えないんですよ・・・」とおっしゃっている方は、この段階に入っていますので、そう簡単に痛みが消えることは無くなってしまいます。
 

ぎっくり腰を予防するためには、筋肉を本来の柔らかさに戻す

ここまでくれば、ぎっくり腰や慢性痛を改善・予防するためには硬い筋肉を減らせばいいということが
イメージできるのではないでしょうか。ぎっくり腰も慢性痛も、ある一定以上の量の筋肉が硬くならないと起こらないわけですから、硬い筋肉をできる限り少なくしてあげればぎっくり腰や慢性痛を予防することができるのです。
 
では、硬い筋肉を柔らかくするにはどうしたらいいのでしょうか。今まで皆さんがとってきた方法、例えばマッサージやストレッチはあまり有効な方法ではありません。硬くなった筋肉は、筋肉の硬くなる仕組みで硬くなってしまっているのです。その仕組みにアプローチすることさえできれば、筋肉を本来の柔らかさに戻すことができます。
 
筋肉が硬くなる仕組みと、どのようにしたら筋肉が硬くなった状態を解除できるかについては「筋肉のロックとロックの解除方法」の記事で紹介していますので、ぜひそちらをご覧ください。このページの下に関連ページを掲載していますので、そちらから記事を読むことができます。
 

ぎっくり腰は一夜にしてならず

ぎっくり腰になった直後の方は、とにかく痛みが治まるまで安静にしていてください。そして少しでも痛みが楽になったのでしたら、硬くなった筋肉を元の柔らかさに戻すということしてみてください。筋肉の仕組みそのものにアプローチしますので、実は自分でも筋肉を元の柔らかさに戻すことはできます。
 
私たちのサロンにお越し下さった方で希望される方には、セルフで筋肉を緩める方法もお伝えしていますので、セルフケアを覚えるということも兼ねて、ぜひ一度私たちのサロンにお越しください。
 

著者プロフィール

鮎川史園 (あゆかわ しおん)


ミオンパシーサロン
ゼロ化整体出張施術」代表セラピスト
整体院「いぎあ☆すてーしょん白金台」院長
 
主な著書
「体の痛み」の9割は自分で治せる(PHP文庫)
仕事力を一瞬で上げるカラダのスイッチ(自由国民社)
たった90秒!カラダの痛みを自力で治す本(笠倉出版)

子どもたちが笑顔になるためには、親の世代を笑顔にするしかない!笑顔を作るために日々精進しております。

 
お問い合わせ先:050-7119-1040

 
 

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