椎間板ヘルニアの原因

椎間板ヘルニアの症状を改善するには


もしかして、腰が痛くて病院に行ったら、「椎間板ヘルニアが原因です」と言われましたか?今回は椎間板ヘルニアがあなたの腰痛の原因ではないかもしれないというお話をしたいと思います。
 

椎間板ヘルニアとは?

椎間板とは背骨と背骨の間にあるクッションのような役割をしているものです。中心にゲル状の「髄核」があり、その周りを硬めの「線維輪」が包んでいます。この中心にある髄核が線維輪を突き破って飛び出した状態を椎間板ヘルニアと言います。
 
ちなみにヘルニアとはラテン語で「脱出」を意味する言葉です。
 

椎間板ヘルニアの症状

腰椎椎間板ヘルニアになることによって引き起こされる言われている症状をピックアップしてみました。

  • 立っているとすぐ辛くなる
  • 長時間歩いていると腰が痛くなる。脚にビリビリとした痛みを感じ始める
  • 座った状態から立ち上がるのが辛い
  • 座るのが辛い
  • 膝を伸ばした状態で脚を持ち上げるのが困難
  • 前かがみで痛みが強くなる
  • 排尿障害
  • 感覚障害
  • 筋力低下

などがあります。
 

椎間板ヘルニアの症状の原因

さて、ヘルニアによって起きていると考えられる症状をピックアップしてみましたが、なぜその症状が起きるのかを考えてみます。まず一般的に言われているのが、線維輪から飛び出した髄核が神経を圧迫するというもの。実は、ここで大きな誤解が生じていますので、そのことについて触れてみたいと思います。
 

神経を圧迫して痛みを感じるは大嘘

椎間板ヘルニアに関して書かれているサイトを見ると、まず痛みなどの原因は椎間板ヘルニアによる神経の圧迫であると書かれているところが非常に多いですが、それは大きな間違いです。神経を圧迫すると痛みが生じると私たちは思い込まされていますが、実際には神経を圧迫しても痛みは生じません。
 
そもそも神経が外部からの刺激で簡単に影響を受けるようでは、私たちはまともに体を動かすことも、まともに感覚を感じることもできなくなってしまいます。
 
実際の仕組みは違いますが、電気コードをイメージすれば神経のイメージをしやすいのではないでしょうか。電気のコードをいくら踏んでも、中を流れている電気には全く影響はないですよね。
 
実際に神経を圧迫する実験を行っている。その結果は・・・
神経圧迫による痛みは生じないと言っても、にわかには信じられないですよね。実は実際に神経を圧迫する実験を行ったところがあります。その結果が滋賀医科大学のホームページにも掲載されているのですが、カテーテルの先に着いたバルーンを膨らまして神経を圧迫する実験と縫合糸を神経に巻きつけて引っ張る実験をしたそうですが、変な感覚はあったそうですが痛みは感じなかったそうです。
 

神経を圧迫することによって起こるのは麻痺

では、神経を圧迫することによって何も起こらないかというと、決してそういうわけではありません。電気コードを踏みすぎて断線すると電気が流れなくなってしまいます。それと同じように神経が断線するほどの力が加わると麻痺が起きます。
 
ということは、上記の症状の中で椎間板ヘルニアが神経を圧迫することによって起きているのは、排尿障害、感覚障害、筋力低下などが考えられます。これらの症状が見られる場合は手術が必要なケースに該当するのではないでしょうか。
 

ほとんどのケースで椎間板ヘルニアの手術は必要ない

神経圧迫によって痛みが生じないというのであれば、麻痺以外の症状の場合は椎間板ヘルニアの手術は必要ないということになります。実際に椎間板ヘルニアであるにも関わらず何ら不調を感じていらっしゃらない方もたくさんいらっしゃいます。このことから麻痺以外の症状であれば、椎間板ヘルニアがその症状を引き起こしている原因ではないと考えるのが妥当なのではないでしょうか。
 

そもそも椎間板ヘルニアはどうして起きる?

私たちが重要視しているのは、椎間板ヘルニアによる影響(麻痺がある場合は除く)ではなく、なぜ椎間板ヘルニアになるのかという部分です。一般的に言われている原因としては、姿勢や動作、遺伝的な要因、また加齢などが挙げられますが、どれも髄核が線維輪を突き破って外に飛び出す理由としては説明が弱すぎます。
 

私たちが考える椎間板ヘルニア発症のメカニズム

言葉だけの説明では、イメージしづらいと思いますので、椎間板ヘルニアになる原因を説明した動画を作成しました。まずはこちらをご覧ください。
 

 

 
いかがだったでしょうか。椎間板ヘルニアというと腰椎をイメージされる方が多いと思いますが、頚椎でも椎間板ヘルニアが起きます。伸びなくなった筋肉があると、例え首であろうと椎間板を押しつぶす力が働く事はイメージ出来ましたでしょうか。
 

 

硬く伸びなくなった筋肉は腰痛の原因でもある

さて、動画の中で説明していた伸びなくなった筋肉の事を私たちは「ロックした筋肉」と表現しているのですが、このロックした筋肉が引き起こす症状が、実は先ほどピックアップした椎間板ヘルニアの症状とほぼ一致しているのです(麻痺による症状を除く)。なぜ、ロックした筋肉がそのような症状を引き起こすのかについては、「腰痛の原因-筋肉による痛みのメカニズム」で詳しく説明していますので、下の関連ページからそちらのページをご覧ください。
 

椎間板ヘルニアの症状は改善できる

髄核が線維輪を突き破って外に飛び出した瞬間は怪我している状態ですので炎症を痛みを感じます。この痛みに関しては炎症が治まるのを待つしかありませんが、その後にずっと慢性的に続く症状に関しては、伸びなくなった筋肉を元の伸び縮みできる状態に戻してあげることができれば、たとえ椎間板ヘルニアのままであっても症状は改善していきます。
 

ストレッチやマッサージでは根本的な改善は難しい

では、元の状態の筋肉に戻すにはどうしたらいいのか。実はマッサージやストレッチなど刺激を加える方法では、根本的に改善することはできません。その辺りのことは「筋肉の拘縮(ロック)と拘縮の解除方法」で説明していますので、そちらのページをご覧ください。下にあります関連ページから読むことができます。
 

まとめ

いかがだったでしょうか。世間一般的に言われている椎間板ヘルニアの情報とはかなりかけ離れたことが書かれていたと思います。椎間板ヘルニアが原因で起きる可能性があるのは麻痺のみで、それ以外は一般的な腰痛と何ら変わりません。
 
もし、腰痛などの症状をお持ちで、色々なことを試したけれどあまり効果がなかったという方は、一度私たちの施術を受けてみてください。こんな方法で痛みが消えていくんだとびっくりされると思いますよ。
 

著者プロフィール

鮎川史園 (あゆかわ しおん)


ミオンパシーサロン
整体院「いぎあ☆すてーしょん白金台」院長
主な著書
「体の痛み」の9割は自分で治せる(PHP文庫)
仕事力を一瞬で上げるカラダのスイッチ(自由国民社)
たった90秒!カラダの痛みを自力で治す本(笠倉出版)

子どもたちが笑顔になるためには、親の世代を笑顔にするしかない!笑顔を作るために日々精進しております。

 いぎあ☆すてーしょんのホームページはこちら
お問い合わせ先:0120-963-482

 
 

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