神経痛は存在しない?!

神経は痛みを感じないって知っていました?

これもなかなか、びっくりのタイトルですよね。
でも、これは私達が勝手に言っているわけではないのです。「医者も含めて99%の人が腰痛に対して間違った考え方をしている」でもお伝えしましたが、このことを私達に教えてくれたのは、なんと整形外科のドクターです。

そもそも、神経痛って?

腰痛や脚の痺れなどで病院に行かれた方は、少なくとも一度は「神経痛」と診断されたことがあるのではないでしょうか。ドクターからは「神経が圧迫(刺激)されて、痛みを感じているみたいですね」というような説明を受けたのではないでしょうか。
多くの方が、神経痛は神経が圧迫されることによって起きていると信じていらっしゃると思います。
 

神経は痛みを感じない!

実は、多くの人が勘違いしていまっているのですが、神経に痛みを感じる仕組みはありません。「神経を圧迫して痛みを感じる」と言うことは、「神経に生クリームを塗って甘いと感じる」というのと同じように、おかしいことを言っているのです。
ミオンパシーサロン「整体院いぎあ⭐︎すてーしょん」にお越しくださっている方に「神経に生クリームを甘いと感じると思いますか」と質問してみると全員「感じないと思います」とお答えになります。理由を尋ねると「神経には甘さを感じる仕組みがないから」ということなのですが、痛みに関しても同じなのです。あくまでも神経は、情報を脳に伝える役割なのであって何かを感じる器官ではないのです。
例えるなら電線のようなものです。電気スダンドにつながっているコードを踏んだらスタンドの電気は灯るでしょうか。
もちろんそんなことは起こりません。神経を圧迫しても何も起こることはないのです。
 

実際に神経を圧迫したらどうなるか

医科大学で実際にバルーンカテーテルを用いて神経根を圧迫してみたそうなのですが、痛みは生じなかったそうです。また縫合糸を神経に引っ掛けて引っ張ってみるということもしたそうなのですが、やはり痛みは生じなかったそうです。これらのことは滋賀医科大学のこちらのページに記載されています。
つまり、大学などのホームページでは神経の圧迫によって神経痛が生じることはないということを載せているにもかかわらず、ほとんどのドクターは神経が圧迫されて痛みが生じているという説明を使っているのです。
この事から神経痛という診断を下したり、神経を圧迫して痛みが生じていると説明しているドクターは痛みを改善することが困難だということが想像できるのではないでしょうか。このような説明をしているドクターは、おそらく痛み止めの薬を処方するか、圧迫している部分を手術して対処しようと筈ですが、もともと神経が圧迫されていることが痛みので原因ではないので、たとえ手術をしても痛みが残る可能性は非常に高いですし、また痛み止めの薬そのものは痛みの原因を解決することはできませんので、薬が消えた途端に痛みが戻ってしまうことになります。
 

麻痺が起こっていたら

神経が過度に圧迫されたら、麻痺が起こります。コード過度に踏みすぎると断線してスタンドの電気がつかなくなるのと同じです。この場合は神経を圧迫しているものがあるはずですから、それを取り除く必要があります。神経の圧迫が麻痺の全ての原因ではありませんが、いずれにせよこの場合は早急にドクターにかかるのが賢明です。
 

座骨神経痛と診断されてしまう痛みの原因てなに?

神経の圧迫が痛みの原因ではないのだとしたら、痛みを引きを越している原因は何なのでしょうか。次回の記事では痛みのメカニズムについて詳しくお話ししたいと思います。
 

 

著者プロフィール

鮎川史園 (あゆかわ しおん)


ミオンパシーサロン
ゼロ化整体出張施術」代表セラピスト
整体院「いぎあ☆すてーしょん白金台」院長
 
主な著書
「体の痛み」の9割は自分で治せる(PHP文庫)
仕事力を一瞬で上げるカラダのスイッチ(自由国民社)
たった90秒!カラダの痛みを自力で治す本(笠倉出版)

子どもたちが笑顔になるためには、親の世代を笑顔にするしかない!笑顔を作るために日々精進しております。

 
お問い合わせ先:050-7119-1040

 
 

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